食品ロスとMD処理 >
食品ロスとMD処理
食品ロスとは,売れ残ったり食べ残してしまったり,賞味期限が切れて食べられなくなってしまった食品が廃棄されてしまうことを言います。本当は食べることができたはずの食品のこと。食品ロスの原因は,生産→加工→小売→消費など,流通の各段階で様々あります。
皆さんこちらのページをご覧になったことはありますか?
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html
政府広報オンラインの暮らしに役立つ情報内にある,食品ロスについての内容です。一般消費者が取り組める食品ロスの対策などが紹介されています。食品製造に関わる事業者も,もちろん食品ロス対策への取り組みが盛んです。そこで,今回はMD処理が食品ロスに対してどのような効果をもたらすか?について。
食品加工機械へのMD処理の効果としては,
- 食品製造機器への,付着量を大幅に低減する。
- 食品搬送系の摺動特性を向上させ,搬送時間を大幅に短縮する。
- 食品搬送系や食品製造・加工系の洗浄性を向上させる。
- 食品製造・加工系に抗菌・抗カビ・抗ウイルス特性を付与する。
などが挙げられます。“機械への付着量を減らせる=食品ロス対策“ということになりますね。事業者のみならず,例えばわたしたちが使うキッチンツールなんかにMD処理をすれば,日々のお料理の際に食品ロス対策が可能です。わたしも自宅で使用する調味用スプーンやステンレスバット,粉篩なんかにMD処理してます。粉は付かないし洗いやすいし衛生的に保てます(職権乱用)。
食品製造業では,環境負荷低減の取り組みも進んでいます。例えば,製粉製造業ではほとんどの廃棄物は回収され家畜の飼料等に利用されていますが,それに伴うエネルギー等を考えれば,各工程での歩留り向上は,本質的な環境負荷低減に必要な課題です。つまり,食品ロス対策をすることが環境負荷を抑制することにも繋がっているわけですね。
“残さず食べましょう” 昔から良く聞く言葉です。わたしも食べることが大好きで美味しいものたくさん食べたい!と思う反面,食が細いので,食事の際は取りすぎや注文のしすぎには気を付けてます。目が欲しいだけってやつですね。肝臓だけでなく,必要な量を見極める目も鍛えようと思います。